突然居なくなった飼い主
墓地から離れようとしないこの猫には、実は飼い主がいたのです。
人に警戒する事がなく、人慣れしているのですからきっと飼い主に可愛がられていたのでしょう。
しかし、この猫の飼い主は突然帰らぬ人となったのです。
そう、猫がずっとそばを離れないこの墓地こそ、飼い主が眠る墓地なのです。
保護しようとしている男性は、猫の飼い主がもうすでにこの世にはいない事を知っています。
だからこそ猫を保護して癒してあげたいのです。
猫が飼い主の死を理解して墓地から離れようとしないなんて、
『そんなのは偶然だろう』と思う人もいるでしょう。
しかし、この猫は実際に飼い主が眠る墓地から離れようとせず、ひたすらその場に座っているのです。
偶然でこの様なことがあるでしょうか？
新しい家族を求めて…
この猫にとって、亡くなった飼い主が唯一の家族だったのではないでしょうか？
飼い主に他に家族がいたのなら、さすがに家に戻るはずです。
そうしない理由を考えると、おそらくもう他に家族はいないのでしょう。
亡くなった飼い主もきっと可愛がっていた猫との別れは辛かったはず…。
しかし、もうそばに居てあげる事はできないのです。
まさか可愛がっていた猫が自分の墓地から離れずに居座るなんて思いもしていないでしょう。
どうかこの猫が新しい家族に救われ、心も身体も癒されて幸せになる事を祈ります。
きっと亡くなった飼い主もそう望んでいるはずです。
出典：ペットフィルム
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