24時間以内に死ぬだろう…
クラウディオさんは生後直後、24時間以内で亡くなってしまうだろうと医師に予想されました。
しかしクラウディオさんの家族は、絶対に希望を捨てませんでした。
そして、そんな診断をする病院にはもう2度と連れていきませんでした。

家族の努力
家族はクラウディオさんが生きていくために何をするべきか考えました。
彼が8歳になって膝を動かせるようになると家を改装し、バリアフリー化しました。
転べば怪我をしてしまうような素材は避け、家具を彼が掴まって立ち上がったり移動したりできるような高さに揃えました。
電気のスイッチも壁の低いところに移動しました。
人の助けを借りずに、自分の力で身のまわりのことや簡単な作業ができるように工夫したのです。

パソコン操作もこなしています。
工夫次第で乗り越えられる!
身体上の理由から、クラウディオさんは車いすを使用することができないけど、彼はそれでも学校に行きました。
「自分は他の人たちと変わらない」 そう彼は常に思っています。
「ただ、逆さに世界を見ているだけだ」 テレビをつけたり、携帯電話やパソコンを操作したり・・・。
どんなことでも、作業がしやすく身のまわりのことはなんでも工夫しています。
「そうすることでどんなことでも乗り越えられる!」

そんなクラウディオさんは40歳のとき、「O mundo está ao contrário」という本を出版しました。
自分の人生と病気について綴った内容です。
タイトルはポルトガル語で、「逆さまな世界」という意味です。
『変だ』と言われても…
「君は変だ」 そう言われることもあります。
クラウディオさんは、そんなことに恐れは特にないといいます。
常に微笑みを絶やしません。
彼にはこれまで、身体的にも精神的にも私たちが想像できないほどの苦労を重ねてきたことでしょう。
そして、それを持ち前の工夫と努力と前向きな心で、そして周囲の支えで乗り越えてきたのでしょう。
彼や支えていた人たちには、心から尊敬を感じずにはいられません。
私たちの方が勇気をいただくことができますよね!
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