弱った子猫
少し呼吸が弱く感じられた子猫たちのために、ステイシーさんは加湿器を1日中稼働させました。
他の子猫はすぐに元気を取り戻しましたが、茶トラのバートは状態が良くなりません。
呼吸をするのも、食べるのも苦しい様子でした。
ステイシーさんは、数時間おきにバートへ栄養剤と水を与え続けます。
母猫のオフィーリアもバートらか目を離しませんでした。
「バートはどんなに苦しくてもママや兄弟のそばにいるのが大好きで、ご飯がおわるといつもママの側で丸くなっていたわ」とステイシーさんは話します。
しかし、ステイシーさんとオフィーリアの願いも虚しく、バートは深刻な問題を抱えていたのです。
永遠の別れ
バートの状態は良くなりません。
呼吸器系の感染症だけではなく、食道と肋骨に変形が見つかりました。
呼吸と栄養摂取が困難なバートは、
それから間もなくステイシーさんとオフィーリアに見守られながら静かに虹の橋を渡って行きました。
バートは遺灰となり、小さな箱に収められました。
するとオフィーリアは、まるで抱きしめるようにいつも箱に寄り添っていたのです。
バートの姿は変わってしまいましたが、オフィーリアには我が子だと分かるのですね。
新しい出発
バートが亡くなって月日が流れ、オフィーリアの里親を希望する女性が現れました。
ステイシーさんが、バートの遺灰も一緒にとお願いすると女性は快く承諾してくれたそうです。
今オフィーリアは、新しい家族の元で他の仲間たちと元気に暮らしています。
4匹の子猫も新しい家族に迎えられ、幸せに暮らしているそうです。
愛情深いオフィーリア。
天国のバートの分も幸せになって欲しいですね。
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出典:LoveMeow