野良犬は死と隣り合わせな場所で彷徨っていた→その後心を許した人間に感動的な姿を見せる…!

信頼の握手

スタッフが粘り強く待ち続けて1時間後、ワンちゃんは優しく握手するように前足を差し出しました。

一度失った人間への信頼を、このワンちゃんはスタッフの愛情で取り戻せたようです。

本来人懐っこい性格だったようですね。

スタッフの方は、このワンちゃんを動物病院へ連れていきました。

この子は約生後6ヶ月の子犬で、体はノミやダニだらけでした。

そのうえ、「毛包虫症(ニキビダニ症)」も寄生していたのです。

この病気はダニが毛包や皮脂腺に寄生し、皮膚病を起こす感染症です。

幼い子犬や免疫が落ちている場合、全身に広がり命を落とすこともあるそうです。

「彼にはフラムという名前が付けられました。投薬と薬を使った入浴、そして愛情を一杯注ぐことですっかり元気を取り戻せました。」とスタッフさんは語ります。

このワンちゃんは、まだ6ヶ月の子犬です。

交通事故の危険もあるうえにダニに寄生され、

保護されなければそう長くは生きられなかったかも知れません。

フラムに訪れた新しい人生について、次のページで詳しくお伝えいたします。

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