強固な絆
トニーは誰よりも早く飼い主さんの危機的状況に気付き、
彼を守ろうとするように側で寄り添い続けていました。
通報を受けて地元の救急隊が現場に到着したのは、
フエチェさんが頭を打ち付けて意識不明の状態になってから数十分後の事でした。
フエチェさんが救急車に乗せられるまでの間、トニーは頑なに彼の側を離れませんでした。
駆けつけた救急隊の手によって救急車の中に運ばれていくフエチェさんと、
彼を心配しているように見送るトニー。
この一連の光景からは、トニーとフエチェさんとの間にある強固な絆を垣間見る事が出来ます。
父子
そして病院で治療されたフエチェさんは、幸運にも一命を取り留める事ができました。
数日後、元気な姿でトニーと再会を果たします。
普段と変わりない姿のフエチェさんを見たトニーは彼の側へ興奮しながら駆け寄り、
その後はずっと側を離れなかったそうです。
フエチェさんは次のように語ります。
「私は野良犬だったトニーを保護し、これまで愛情を持って育ててきました。私にとって彼が息子同然の存在であるように、彼も私の事をお父さんだと思ってくれているのかもしれません。」
忠犬トニーとフエチェさんは、
これからもきっと一緒に幸せな毎日を送って絆をより強くしていく事でしょう。
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出典：boredpanda
