彷徨っていた子猫に救いの手を差し伸べたのは重度の猫アレルギーを持った女性だった・・・

猫アレルギー

女性は弱々しい子猫を放っておくことができず保護しました。

しかし、大きな問題があったのです。

それは彼女は重度の猫アレルギーであることでした。

アレルギーというと食べ物・薬品・動物などなど、

起因となる物質に対して身体の免疫反応が過剰に反応してしまうことです。

過剰な免疫反応が起こることで現れる症状は、

蕁麻疹などの皮膚疾患や呼吸器に症状が出る気管支炎など様々ですが、

彼女の場合は猫が起因となる気管支炎でした。

そのため、猫との接触は彼女にとって身体に関わるとても深刻なことでしたが、

小さな体で1匹彷徨っているその子猫に手を差し伸べたのです。

名前は『ルー』

女性は子猫を自宅に連れて帰りました。

『ルー』と名付けた子猫に水や食料を与えようとしましたが、

ルーはやせ細っているのに口をつけようとはしませんでした。

そして普通の猫ように歩き回ったり、飛び跳ねたり、体を舐めて毛づくろいをするといった行動もみられず、

ルーはただうずくまってあまり動きませんでした。

後日、女性はルーを動物病院へと連れて行き

そこでルーが食べ物に口をつけない理由が分かりました。

ルーは栄養失調によって舌に潰瘍ができており、食べることも飲むことも苦痛だったのです。

治療を終えたルーを連れて帰り、

今度は哺乳瓶でミルクを与えたところルーは今まで何も口にしなかったのが嘘のように、

勢いよく飲んだのでした。

大切な家族

ミルクをたくさん飲んだルーはみるみる回復し、活動的になりました。

そして食事ができるまでに回復したのです。

ルーを保護した当初、女性はルーを飼うつもりはありませんでした。

しかし、看病をして回復していくルーは彼女にとってかけがえのない大切な家族の一員になっていました。

もしかしたら家に連れて帰り、

『ルー』と名付けた時点でかけがえのない家族になっていたのかもしれません。

保護して7ヶ月が経った今、やせ細った弱々しい姿からは想像もつかないほどルーは立派に成長しました。

女性は今もまだ猫アレルギーと闘い、呼吸器が手離せない状態ですが、

それでもルーと共に生きていくことを選択しました。

きっと彼女にとってもルーにとってもお互いがとても大切な存在となったのでしょう。

彼女とルーの生活が、明るく楽しいものとなるよう心から願います。

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出典:Imgur

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