待ち続けるオリー
気温は0度を下回る厳しい寒さ。
街の人が声を掛けても、オリーはその場を動こうとしませんでした。
まるでいつ戻るかもわからない飼い主を、信じて待ち続けているようです。
そんなオリーを見かねた近隣住民の人々。
オリーの体を心配して地元の動物愛護団体へ連絡し、オリーの保護を求めました。
連絡を受けて、すぐに動物愛護団体のスタッフはオリーのもとへ。
その場から動かず大人しいオリーに対して、怖がらせず保護しようという事になりました。
無理に捕獲しようとはせず、自らケージに入ってくれるよう餌を与え、優しく声掛けをするスタッフ。
するとオリーは次第にスタッフらに心を開いたのか、ゆっくりとケージの中へ入っていったそうです。
動けなかった?
無事に保護され、まずは動物病院で検査を受けます。
検査の結果、オリーは大腿骨を骨折している事が発覚。
急いで手術を受けました。
もしかしたら、本当は飼い主の後をついて行きたかったのかもしれません。
しかし骨折のせいで、その場から動けなくなっていたのかもしれませんね。
その後オリーは手術とリハビリを乗り越え、無事元気に歩けるようにまで回復しました。
募集中
現在のオリーは、保護施設で暮らしながら里親探しをしてもらっているようです。
施設のスタッフは、オリーがまた悲しい思いをしないよう日々愛情たっぷりに接しているとのこと。
信じていた人に裏切られた喪失感は、なかなか忘れられるものではありません。
しかし周りの人々の助けがあり、現在のオリーは優しさに包まれながら日々を過ごしています。
1日でも早く、オリーを幸せにしてくれる温かい家族が見つかるよう応援したいですね。
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