非難
スーパーマーケットまで買い出しに行こうと思い、ベビーカーを押してバスに乗った女性。
しかし車内は2,3人が通路に立っている程度に混雑しており、女性が座れるスペースはありません。
そのため、女性は他の乗客同様に通路に立ちました。
すると前列にいた女性の乗客の1人が、ベビーカーの女性に聞こえるような音量で非難の声を上げたのです。
「こんなに乗客がいるのだから、ベビーカーをたたんで抱っこすればいいのに」
「わざわざこんな時間帯にベビーカーを乗せるなんて…」
どうやら先ほどまで後ろに一席空いていたのですが、
ベビーカーが邪魔でそこまでたどり着けなかったようなのです。
ベビーカーが邪魔をしたせいで席を他の人に取られてしまったことに、乗客は憤慨したのです。
乗客は執拗に女性を口で攻撃し続けました。
思いやり
その時、近くの優先席に座っていたおばあさんが非難され続けている女性に声を掛けました。
「こちら、座っていいですよ」
おばあさんはベビーカーの中で大人しくしている赤ちゃんを見ながら続けてこう言ったのです。
「こっちの良い子と違って、あなたは癇癪起こしちゃったみたいだからね」
最初に女性に声をかけたおばあさんの友人らしきおばあさんも、
女性に手招きしながら「おいでおいで」とほほ笑みました。
周囲の視線がベビーカーを非難していた乗客の女性に注がれます。
突き刺さるような視線に耐え兼ねてか、
非難していた女性は居心地悪そうに前方の出口付近まで移動しました。
子育ての苦労
女性は戸惑いながらも、自分を救ってくれたおばあさんたちにお礼を言いました。
おばあさんたちは「子育てと介護が本当に大変なの。」と言ってこのように続けました。
「自分も親に子育てしてもらって、またいつか子供に介護してもらう日がやってくる。
だから今は一生懸命その子を育ててあげて。
みんなあなたと同じ想いをしているし、あなたの味方だから」
このように女性を励ましてくれたのです。
子育て経験者の方々にとっては、とてもよくわかる苦労ですね。
ベビーカーの混雑時の利用方法については賛否両論あります。
お互いに労る気持ちが大切なのかもしれませんね。
出典:Cadot
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