遅刻
仕方なくお母さんはパート先に連絡し、遅刻しても行けたら行くと伝えました。
お母さんが行かないとわかると娘さんは安心したの、かお母さんに抱きつき顔を埋めて離しません。
あんなに泣いた娘さんを見たのは久しぶりです。
「今日はどうしちゃったの」
娘さんに聞いても何も話してくれません。
困ったと思いながらぎゅっと抱きついている娘さんの頭をさすりながら、ゆっくりとした時間を過ごします。
時間が経過し、気がつけば娘さんは眠ってしまっています。
今日はパートに行けるだろうか、このまま寝かせて置き手紙をして出かけようか、と考えていた時でした。
何気なく見ていたテレビに、驚きのニュースが流れてきたのです。
信じられないニュース
テレビで報じていたニュースとは、路線バスが信号の柱に激突したというものでした。
その事故にあったバスは、普段パートに行くときに乗っているバスでした。
時間帯も同じぐらい、出かけていれば自分もその事故に巻き込まれていたかもしれなかったのです。
驚きながらニュースを見ると、十数人の乗客が怪我をしたとも報じられました。
そのままパートに出かけていたらこの大事故に自分もあっていたかもしれない、
と思うと背筋が寒くなる思いでした。
「もしかして、ママが事故に巻き込まれそうだったから行かないでって言ったの?」
娘さんに聞いても返答はありませんでした。
しばらくすると小さな声で、「なんか怖かったから」と言ったのでした。
子どもの直感
娘さんは、はっきりとそんな予感がしたからとは言っていません。
しかし、お母さんには娘さんが何か予感を察知して止めたとしか思えませんでした。
お母さんは娘さんに抱きつき、「ありがとうね。おかげで助かった!」と何度も伝えました。
子どもとは不思議なものですね。
本当に予感がしたのかといえば証明のしようもありません。
しかし、娘さんの涙によってお母さんが事故に巻き込まれずに済んだのも事実です。
子どもの直感は自分でもわからないままに 別の世界につながっているのでしょうか。
意味もなく激しく泣き出した子どもがいたら、それは何かの暗示かもしれませんね。
出典:Cadot
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