イチローが野球少年たちに送った心震えるメッセージが話題に!「人と比べるのではなく…」

自分の限界以上

大会に出場する野球少年たちや、大会のゲストとして登場しこの大会出身でもある、

現役で横浜DeNAベイスターズに所属する関根大気選手(21歳)の前で、

イチロー選手は開会のスピーチを行いました。

沢山の人から

「ここにいる3チームのみんな、本当におめでとう。
199チームの中から、3チームに残ったこと、勝ち上がってこと、本当に凄いと思います。
僕は(ナ・リーグ東地区)5チームの中で今年も3位でした。
今年の僕がみんなにかけてあげられる言葉を少し探してみました。
今年メジャーリーグで3000というヒットを達成することができました。
こういうことがあるとたくさんの人から褒めてもらえます。
そして、イチローは人の2倍も3倍も頑張っているという人が結構います。
でも、そんなことは全くありません。」

勝ち抜いてきた野球少年たちにおめでとうと言葉をかけ、開会の言葉を述べました。

自分の限界

「人の2倍とか3倍頑張ることってできないよね。
みんなも頑張っているからわかると思うんだけど。
頑張るとしたら自分の限界…
自分の限界って自分でわかるよね。
その時に自分の中でもう少しだけ頑張ってみる。
ということを重ねて行ってほしいな、
というふうに思います。」

他人と比べて頑張っているかどうかではなく、自分の限界以上の頑張りをすることが大切なのですね。

積み重ねていくこと

成功したからではない

「みんなが今、僕を目の前にして…
日本のプロ野球で何年かやってアメリカに行って16年おわったんだけども、
そういう目に見える結果を残したからそんなふうにいえるんじゃないか
って思っているかもしれないけど、それは全く違います。」

成果があるからこんなことが言えるわけではない、とイチロー選手は語ってくれました。

野球少年だった

「僕も野球少年だったし、ここに今日来てくれた関根選手もみんなと同じ。
しかも彼は毎年、1回戦負けの選手でした。
ね?みんなの方が成績がいいんだよ。
現段階では。
関根選手もきっと人との比較ではなくて、自分の中でちょっとだけ頑張った。」

ゲストの関根選手が、元々この大会に参加したことがあることも踏まえて話をしてくれました。

1回戦負けしていたって、努力を続ければプロになれることを伝えてくれました。

努力を続けること

「そのことを続けていくと、将来、思ってもいなかった自分になっている。
と僕は思うし、実際、僕だってメジャーリーガーになれると思っていなかったし、
アメリカで3000本打てるなんてことは全く想像が当時できなかったんだけど、
今言ったように、自分の中でちょっとだけ頑張ってきた。
それを重ねてきたことで、今現在(の自分)になれたと実感しています。」

この開会の言葉でイチロー選手は野球少年たちに、

自分の価値は他人と比較することでは決められないことと、

自分の限界だと思ったところでもう少しだけ頑張ること、

そしてそれを積み重ねていくことの大切さを伝えてくれました。

イチロー選手の教え

このスピーチは野球少年たちだけではなく、大人の胸にも響きました。

大人になるとどうしても他人と比べることによって自分の価値を決めたり、評価したりしてしまいがちです。

しかし、他人からの評価を気にしたり競ったりするのではなく、

自分がコントロールできることに対して集中すること、

そしてその結果が大切だとイチロー選手は教えてくれました。

3000本安打という記録は、たった30人しか達成してきていない偉業です。

この記録を達成するまでには、私たちには想像もできないような苦労や試練を乗り越えてきたことでしょう。

そんな苦労をしてきたイチロー選手の言葉だからこそ、私たちの胸に響いたのではないでしょうか。

今年のイチロー選手のさらなる活躍に期待したいですね。

出典:Number Web

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