非現実的な世界
この色鮮やかな海岸は、ロシアのウラジオストク近郊にあるウスリ湾にある通称｢ガラスビーチ｣。
普通では考えられない透明感のある石が隙間なく散らばっていますね。
この石、実は割れた酒瓶の欠片なんです。
波で角が削られ、丸く石のようになったのだとのこと。
波打ち際を覆う無数のガラスの光景。
人工物と自然が作り出した非現実的な世界が美しすぎるとネットで話題となりました。
鮮やか
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表面が摩耗しているので触っても安全。
間近で見ると瓶の欠片がお菓子のグミのようにも見えてきますね。
https://www.instagram.com/p/BPME2xPBZdj/
溶けかけた飴玉のように艶やかに輝いています。
心なしか普通の石も特別な石に見えてきます。
https://www.instagram.com/p/BP3Xppog3s8/
色を寄せ集めて星型に。
ブローチなどにしても良さそうですね。
しかしどうしてこのようなガラスだらけになってしまったのでしょう。
原因
このガラスビーチが完成したのは最近のこと。
事の発端は、ロシアがソビエト連邦構成共和国だったころにまで遡ります。
世界がまだ環境保護に関心がなく、当時の人々はゴミや瓶などを海へ投げ捨てていました。
https://www.instagram.com/p/BPoeGGwDzLe/
ソ連の人々も例外ではなく、飲み終えたワォッカやビールなどの瓶を海へ捨てていたそうです。
ウスリ湾をさまよう間に角が取れ、表面が摩耗し、丸い石のような形が完成したのだと言われています。
この美しいガラスビーチは、皮肉にも当時の人々の意識の低さが生み出したものだったのです。
ぜひ一度、実際に自分の目で見てみたいですね。
出典：Instagram
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