「多頭飼育崩壊」の悲惨な実態!長崎の一般家庭で放置されていた50匹のマルチーズをご覧ください・・・

長崎の多頭飼育崩壊

2016年12月4日に、長崎市内で活動するボランティア団体

「R&G長崎の保健所の命を救う会」が約50匹のマルチーズを保護しました。

そのマルチーズは不妊治療もされずに繁殖を繰り返し、さらに飼育環境も劣悪な状況で飼育されていました。

しかもそのマルチーズたちが飼育されていたのは悪質なペットショップやブリーダーの元ではなく、

一般家庭だったのです。

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保護された50匹は、いったん市の動物管理センターに収容されました。

その後ボランティア団体「長崎ライフオブアニマル」に運び込まれ、

トリマーや動物病院に依頼して体の洗浄や治療などが行われました。

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この様にひどい環境で飼育されていました。

犬の飼い主

この50匹の犬を飼育していた飼い主は50代の女性で、

別居する80代の母親の家で放し飼いにして犬の飼育をしていたそうです。

飼い主の母親は、数年前から犬猫譲渡会に頻繁に里親を探しに訪れていたそうです。

その様子に両団体は多頭飼育を疑い、

すべての犬を譲渡するか不妊治療を勧めたのですがどちらも応じなかったのでした。

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2016年12月4日、この母親が譲渡会に訪れた際に「家にまだ犬がいる」と話したため、

「R&G 長崎の保健所の命を救う会」の代表である浦川さんが自宅に同行しました。

すると、女性の自宅にはオス36匹、メス14匹の合計50匹の犬が放し飼いにされていたのでした。

何よりも悲惨だったのはその飼育されている環境です。

部屋は糞尿で汚れ、足の踏み場もないほど物が散乱し、

とても犬が幸せに生活できる環境ではありませんでした。

その状況にショックを受けた浦川さんは母親を説得し、50匹の犬すべてを保護したのでした。

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犬たちのその後

その後、保護された犬たちはトリマーさんらの手によってきれいに体を洗ってもらい、

糞尿で固まってしまった体毛はバリカンで刈り取られ、汚れを落としました。

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そして獣医師からの治療も受け、50匹全員が保護された時とは見違える姿になりました。

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さらにその後、この犬たちは1週間足らずですべての犬に新しい飼い主が決まりました。

それはボランティア団体や行政の働きかけのほかに、

女優の杉本彩さんのブログでの支援の呼びかけなどといった色々な人が協力した結果です。

多頭飼育崩壊は日本全国で多発していますが、報道されるのはその一部です。

自分の身近でもこのような悲劇が生まれているかもしれないと一人一人がアンテナを張ることで、

不幸なペットを減らすことにつながります。

出典:長崎新聞

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