サーカスの実態
サーカスと言えば、空中ブランコと動物のショーを思い浮かべる方が多いと思います。
とりわけ、良く調教された象やタイガーのショーには我を失って見入ります。
でも、動物ショーに使われる動物たちのサーカスでの飼育の実態にまで思いは至らないでしょう。
全てのサーカスではありませんが、恵まれた環境の中で飼育されている動物は少ないのが実情ではないでしょうか。
資金の恵まれたサーカス団であれば動物の飼育へ充分な配慮がなされるでしょうが、
限られた資金のなかで経営を余儀なくされているサーカス団では、数多くの動物が悲惨な生涯を送っているのです。
象「タイク」の場合
象のタイクは、サーカスの目玉として15年間にわたり働かされていました。
ところがある日のショーの途中で急に暴れだし、調教師を踏み殺し、会場から逃走してしまいました。
逃走したタイクは、街に向かいます。
そこで市民への被害を危惧し、警察が動員されました。
その結果タイクは100発近い銃弾を浴びせられ、その内の86発目の銃弾でタイクはその生涯を終えたのです。
タイクの真実
タイクが悲惨な最期を迎えなければならなかったのはなぜでしょうか？
タイクのサーカスでの暮らしはどんなものだったのでしょうか？
15年間にわたりサーカスで飼育されていたといっても、実態は虐待の日々だったのです。
調教のためとはいえ、調教師の指示に従うまで硬い棒で殴り続けられていました。
また、タイクにはその痛みを共有できる仲間も友人もなく、孤独な日々を送っていたそうです。
そんな生活の中で、動物ショーで観客の目にさらされる。
かなりのストレスを感じていたはずです。
タイクに罪はあるのか？
タイクには罪はありません。
罪があるのは、人間です。
人間のエゴが、タイクを追い詰めたのです。
タイクの最期を画像で見れば、タイクがいかに悲惨な目に遭わされていたかがわかると思います。
そして、タイクの頭にサーカスのショーのために被せられた飾りがなお一層タイクを哀れに思わせます。
本来ならば、象に似つかわしくない飾りをつけることもなく暮らせるはずだったのに・・・。
ショーのために、人間に利用された哀れな姿に胸が痛みます。
動画はこちら！
サーカスだけに限りません。
象牙や薬の為の密猟、単なるハンティング目的の為に動物の命を犠牲にしたり、
観光のために動物を使役したりと、私たちのエゴのために動物を苦しめています。
タイクの画像を見れば、タイクの苦しみと痛みがわかり心痛むはずです。
ここまでタイクを追い詰めたのは、私たちの罪。
タイクの死は、私たちに私たちのエゴと罪を気づかせてくれます。
タイクの死を無駄にしないために、私たちは弱者に目を向けなればいけません。
心痛むタイクの死の映像を、是非見て、私たちにできることを考えてみてください。
弱者に対して少しでも優しく接することで、私たちの世界は変わるはずです。
出典：YouTube
【関連記事】
＊タイの「象乗り」に隠された衝撃事実と、働かされた2頭の象の絆に考えさせられる・・・
＊母ゾウは自分がもう朝を迎えられないことを知っていた！彼女に赤ちゃんゾウがとった行動に保護管理人は涙が止まらなかった・・・
＊サーカスで虐待を受け、病気にまでなってしまったトラ→保護したら美しい姿を取り戻した！
＊20年間コンクリートの檻の中に閉じ込められていた虐待状態のサーカスの熊を保護→救出隊員は目を疑った…！
＊12年間檻の中に閉じ込められ続けていたワンちゃんが、初めて「外の世界」に触れた瞬間…芝生の音に驚く姿に胸が締め付けられる！
