虐待されて裏切られ、11回も里親から返された犬はそれでも本当の家族を待ち続ける…!

11回も返還

HTASに来た頃のシーナは2歳でした。

ネグレクトという心の傷は負いましたが、犬舎での生活にゆっくりと慣れていったのです。

トレーニング施設でのリハビリを受けたシーナは、幸運なことに里親が見つかりました。

しかし、その幸せはつかの間のことだったのです。

HTASの手を離れて3年後、シーナは再びこのシェルターに戻ってきたのです。

彼女は何度も里親に譲渡され、返還されることの繰り返しだったのです。

それは11回にも及び、再会したスタッフは心を痛めました。

シーナが返還された理由は、本当に小さな失敗でした。

返還された理由

ある家では、留守の間に冷蔵庫のBBQ食材を荒らされたという理由。

他の家族は旅行に出かけることが多いため、

シーナを留守番に置いて行くと精神が不安定になるのが理由とのこと。

シーナを本当に理解してくれる里親さんを、見つけることは困難なのでしょうか?

シーナが孤独になると不安を感じるのは、「分離不安」という精神的な病気です。

現在シーナは、HTASのメリッサさんとオフィスで一日を過ごし、

メリッサさんに時間がある時は、分離不安のメンタルトレーニングをしているそうです。

「夕方退社する時は、クレートの戸を閉める前にシーナをリラックスさせます。そして、寂しくないように音楽をかけたまま電気を消してオフィスを出るようにしています。」

メリッサさんはこのように語ります。

シーナの今後については、次のページで詳しくご紹介いたします。

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