桜切る馬鹿
「ごまちゃん」さんが公園で桜を楽しんでいると、
2人の女性が『桜の枝を折って花冠を作っている』場面に遭遇しました。
彼女たちは美しい桜を頭に飾り、春らしいキレイな写真を撮りたかったのだと思われました。
しかしこの何気ない行為は、桜にとっては傷を負わされてるようなものなのです。
女性たちの行為を見た「ごまちゃん」さんは、木の剪定に関する故事が浮かんだとのこと。
『桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿』
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」という言葉があるように、桜は枝を折るとその部分から腐敗が進みます。今日公園で桜の枝をパキパキ折って花冠を作っている女性2人を見かけました。調べたらインスタグラマーがそれを流行らせている模様。日本の桜が首赤艶カミキリとインスタ映え()に滅ぼされる日も近そう。
— ごまちゃん (@gomafu_ks) 2018年3月26日
剪定法では梅は余計な枝を切らないと翌年花は咲かなくなり、
桜は幹や枝を切るとそこから菌が入り腐食しやすいとされています。
桜の木を剪定する場合は、専門家が切り口に保護剤を塗って気を配っているのです。
木の知識がないのにも関わらず、むやみに枝を折る行為は傷をつけているのと同じこと。
最悪の場合は枯れてしまう恐れもあります
インスタの影響力
女性たちの行為に対して疑問を持った「ごまちゃん」さんは、
その原因を『インスタグラマー』が影響しているのではと推測しました。
そして調べてみると、
フォロワー数の多いインスタグラマーが『桜を髪に付けて撮った写真』を投稿しているのを発見！
おそらくその写真を見た人たちが、自分も真似をしたいと思い桜を折ったのではないかと推測しました。
「ソース厨にお困りでしたらどうぞ」とまどかちゃんから♡私、何気無い情報を収集する用に一般人1万人くらいフォローしてるInstagram垢持ってるんだけど、その中にもいたぞ。花冠や枝折って写真撮ってる奴。非公開垢にも結構いる。 pic.twitter.com/uG5qUh5JJr
— ごまちゃん (@gomafu_ks) 2018年3月27日
「日本の桜が首赤艶カミキリとインスタ映えに滅ぼされる日も近そう」と警鐘を鳴らす「ごまちゃん」さん。
桜の木は「クビアカツヤカミキリ」と呼ばれる虫の繁殖により、危機的な状況です。
それに加えて、Instagramの撮影で枝を折られては本当に滅んでし舞うのではないでしょうか。
世界各国に贈呈されているほど、桜は日本を象徴する木花です。
この美しい桜を守るためにも、お花見の際にはマナーを守りたいものですね。
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出典：Twitter
