何かにつけてペロペロと舐めるワンちゃん
人の手足だったり、自分の手足だったり、あるいは地面や床だったり、はては自分のおしっこまで舐めたりと、とにかくワンちゃんは、ペロペロと舐めてくる印象があります。
それは親愛の情を示すためであったり、怪我を治すためであったり、食べ物を探すための行為であったり、と様々な理由があるのです。
「舐める」という行為は、ワンちゃんなりの意思表示の手段であるわけですが、ある日海外のTwitterにてこんな疑問が投稿されました。
「私の愛犬は窓をやたらと舐めるのですが、他のワンちゃんもそうなのでしょうか？」
言われてみれば、と愛犬家の方々は思ったはずです。
実際この投稿に対し、
「私の家のワンちゃんもそうだ」という返信が続々と返されました。
しかしワンちゃんが窓ガラスを舐める理由そのものは、誰にもわからなかったのです。
納得の理由
この疑問に答えたのが、米国動物愛護協会『ＨＳＵＳ』の責任者であるケニー・ランベルディさんでした。
「まず、第一に知って欲しいのは、彼らの舐めるという行為は、それそのものがストレスの発散になるということ」
ケニーさんはこのように述べています。
「例えば普段は自分を舐めてそうしているが、それは何か別のものを舐める事でも同様の効果を得ることができるんです」
つまりケニーさんが言うには、ワンちゃんが窓をペロペロ舐めるのは「ストレス発散のためだ」というのです。
「例えば車に乗っている時に、その窓ガラスを舐める行為。これは何もおかしいことではなく、彼らはドライブを楽しんでいると同時に、環境の変化に対し多少の気がかりも感じている。その気持ちを発散させるために、窓を舐めているんです」
ケニーさんによると、ワンちゃんはガラスのひんやりしてつるつるした感触が心地良くて窓ガラスを舐めることもある、とのこと。
「そしてそれは、必要に迫られて行っているのではない限り、そこにはただの退屈しのぎ以上の理由はありません」
と、ケニーさんは締めくくりました。
まとめ
まとめると、ワンちゃんが窓ガラスをペロペロするのは「ストレス発散のため」もしくは「退屈しのぎ」ということですね。
ワンちゃんの心理的にはよくあることらしく、言い換えれば私たち人間が無意識に行ってしまう「癖」と同じようなもののようです。
窓をペロペロと舐めるワンちゃんが気になるという飼い主さんもいらっしゃると思いますが、それは別に特別な事ではありません。
納得こそすれど深刻な問題ではない、ということで一安心していただければ幸いです。
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