錐体内出血の原因
水泳中に、何らかの原因で鼻と中耳を結ぶ細い管である耳管の中に水が入ってしまうと、
鼻に水でフタをする形になります。
更に水を飲み込もうとする運動や外耳からの水圧などが加わり、
「鼓室」の内圧が強まるとその隣にある「乳様突起」も影響を受け、
最終的には毛細血管が切れて錐体内出血に至るとされています。
鼓室とは中耳の主たる場所で鼓膜の内側にある空間の事をいい、
乳様突起とは側頭部の骨の後ろの方にある突起の事をいいます。
以上の理由から錐体の中にある三半規管がやられてしまい、
急性循環不全となって平衡感覚を失くしてめまいが起こるのです。
例え泳ぎが得意でも水中にこのめまいが起きれば、
足がつける程の浅瀬でも溺水してしまう可能性は高くなります。
予防方法
それではここでめまいの予防方法と対処法をご説明します。
水泳前
・風邪気味や耳鼻咽喉科の疾患がある場合は泳ぐのを止める
風邪は中耳炎などを起こす可能性が高く、耳鼻咽喉科の疾患と同じく錐体内出血が起きやすいです。・飲酒したら泳がない
飲酒をすると神経系統が鈍って水が耳管から入りやすくなり、急性循環不全が起きやすいです。
水泳中
・鼻栓をする
鼻から水を吸うと鼓室に入ってくるリスクがあるので、鼻栓をした方が良いでしょう。・水泳中の息継ぎは口からを意識する
鼻だと上記のようなリスクがある為、口から吸う癖をつけて下さい。
それでも気分が悪くなった場合は、すぐに泳ぐのを止めて水から出るのが良いでしょう。
仮にめまいがしても、すぐに泳ぐ事を止めて1~2週間もたてば徐々に回復していきます。
しっかり予防して水泳を楽しみましょう。
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出典:Mocosuku