ストレスと爪
オコナー教授たちが行った実験は、被験者の半分が爪を噛むなどの反復行動的な癖がある人、
もう半分はそういった癖がない人を対象として行いました。
被験者には交通事故の映像を見せたり、何もない部屋で過ごしてもらったりしてストレス、退屈、
不満といった4パターンの環境下で癖の出現を観察しました。
その結果、爪を噛む癖はストレスや不満を感じる時や退屈な時に出現し、
リラックスした状態の時は出現しなかったという実験結果が出ました。
その結果からストレスやフラストレーションを感じた時、
つまり何も生産していないと感じた時に出現する癖だと示唆されました。
完璧主義
オコナー教授はストレスやフラストレーションを抱えやすい人というのは、
完璧主義の傾向が強い人だと言います。
完璧主義の人は欲求不満がたまりやすく、自制が弱く困難な目標を立ててしまい、
それを達成できないことによりストレスを感じてしまう人が多そうです。
そして、人に仕事を任せるのが苦手で細かく計画を立てすぎたり、
仕事を必要以上に詰め込み過ぎたりという傾向があるのも完璧主義の人の特徴です。
物事が自分の望み通りにいかない時などにストレスやフラストレーションを感じ、
自分の爪を噛むことで制圧されたエネルギーを発散させるのです。
改善方法
この結果を受けてオコナー教授は、爪を噛む癖を直したい場合は爪を噛む行為を抑えるよりも、
根本にある完璧主義的な行動への治療が大切だと結論付けました。
もしあなたが爪を噛む癖があるがあるのであれば、
まずはいつも抱えている結果や完璧を求めすぎるその性格をコントロールすることから始めましょう。
それでも、爪を噛むのが直らない場合や噛み過ぎて血が出てしまうような場合は、
一度専門家に相談してみるのも良いでしょう。
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