狂暴化した猫
この奥に見えている白い猫がココナッツです。
ココナッツは施設で保護された後に治療を受け、体調も少しずつ回復しました。
しかし、ココナッツは過酷な生活環境から心にも深い傷を負っており、
スタッフの方々になかなか懐かなかったのです。
過酷な環境に置かれた影響でココナッツは狂暴化してしまい、
スタッフが近づくだけでも攻撃的な態度をとっていました。
そのためスタッフは体を洗ってあげることもできず、エサをあげることすら難しい状況だったのです。
愛情を注ぎ続けた女性
心を開いてくれないココナッツに対してスタッフたちからは、
「この子は安楽死させるべきかもしれない」という声も上がっていました。
しかしルネソンさんという女性スタッフは、諦めずに毎日ココナッツに愛情を注ぎ続けたのです。
「周りの人はココナッツに未来はないと考えましたが、私はケージの中で一生を終えようとしているココナッツを見て、黙っていることが出来なかったのです」
とルネソンさんは語りました。
数ヶ月後、彼女の思いがココナッツに届き、彼女に頭を撫でさせたのです。
それ以来すっかり心を開いたココナッツはルネソンさんと触れ合い、少しずつ距離を締めて行ったのです。
ココナッツの現在がきになる方は、次のページをご覧ください。