キツネとの出会い
写真家であるTorgeir Bergeさんは、
Tinniという名前の猟犬と一緒にノルウェーの森の中で暮らしていました。
そんなふたりが森の中を散歩している時に、野生のきつねと出会ったのです。
猟犬ときつねといえば、
追うものと追われるものという古くから受け継がれてきた遺伝子と環境がありました。
しかしこの2匹はそんなことを知ってか知らずか、親友のように仲良くなったのです。
写真家であるBergeさんは仲の良い2匹の姿を懸命に追い、
2匹が森の中で楽しく遊んでいる様子を見て写真に収め続けました。
野生動物へのイメージ
Bergeさんは、野生動物に対して怖いというようなイメージを持ち合わせていたといいます。
しかし2匹が楽しく遊んでいる姿を見ているうちに、
Bergeさんの野生動物に対するイメージは変わっていきました。
野生動物もペットも同じ動物。
どちらも本当は可愛い動物なのだと思います。
そして、Bergeさんはきつねに対してSnifferという名前を付けることにしました。
Bergeさんは楽しそうに遊ぶSnifferの姿を見て、
ノルウェーのキツネ毛皮の産業に対して疑問を持ち始めました。
そして毛皮になるためだけに狩られるきつねをかわいそうに思い、
毛皮の為になるキツネ狩りの廃止を訴えていきたいと思うようになったといいます。
その思いを人々に伝えるためにBergeさんが始めた活動を、次のページで詳しくご紹介いたします。