心待ちの出産
アメリカのコロラド州オーロラに住むウェスさんとカリサさん夫婦は、
彼らの初めての子供の出産を待ちわびていました。
すでにカリサさんの体内にいる子供は、男児と判明していました。
待ちわびた出産予定日の当日の朝、
カリサさんは不安と喜びの気持ちを自身のFacebookに投稿していました。
羊水塞栓症
ところが、カリサさんは出産前の最終検診の結果、「羊水塞栓症」という恐ろしい診断を受けました。
羊水塞栓症は、羊水の母体血液中への流入が原因で出産中の母体と胎児の内臓を傷つける可能性があります。
しかも、その症状を発症すると妊婦と新生児の死亡の確率が高まります。
カリサさんの場合は、すでに胎児の心拍が弱まっていました。
すぐに帝王切開手術が行われることになりました。
カリサさんの選択
医師は手術するにあたり、カリサさんに母体にとって安全だが胎児にはリスクの伴う麻酔を使用するか、
母体にとってはリスクがある麻酔なしでの施術を行うかの選択を迫りました。
カリサさんは、自分の息子を救う方法を選択しました。
その後、息子デクランちゃんが無事生まれました。
カリサさんは、デクランちゃんの体重を尋ねてその答えを聞いた後で息をひきとりました。
その後、残された家族はどうしていったのでしょうか?
ここからの家族のお話は、次のページでこの時のことについての動画などと共に詳しくご紹介いたします。