廃墟の中
警察官は叫び声がした廃墟へ恐る恐る忍び込みました。
そこには、ゲッソリと痩せきってしまった犬が2匹居ました。
その姿は私たちが普段見ているような、柔らかな毛で覆われた可愛らしい姿ではなかったです。
骨格が浮き上がり、文字通り骨と皮だけ。
その姿はゾンビ映画などに出てくるゾンビ犬の様でした。
そんな状態の犬たち、もちろん体力だって限界だったはず。
そんな中で残っている体力を振り絞り、叫び声をあげたのでしょう。
警察官はすぐに動物救助団体、「Trio Animal Foundation」へ連絡をしました。
2匹の犬はその動物救助団体に保護されて行きました。
動物救助団体に保護された2匹にはそれぞれ「エミー」、「オスカー」と名づけられました。
そして2匹は手当てを受けました。
2匹とも栄養失調でやせ細っていて、
エミーの体重は10キロを下回っており、オスカーに関しては腎臓に病気が見つかりました。
オスカーは腎臓の病気のために栄養失調となっており、
体調が回復するのはかなり難しい状態まで追い込まれていました。
その後の2匹の経過については、次のページにて詳しくご紹介いたします。