人間の目線では理解できない、動物たちの事情があります。
犬の体型も人間の都合でさまざまな大きさに改良され、また人間の都合で捨てられる。
全てが人間目線の世の中で、動物たちは必死に生きているのです。
アメリカに人の都合で捨てられある事情で、その場を必死で死守しようとした小さな野良犬がいました。
この子に何があったのでしょう。
それでは胸が締め付けられるような、小さな野良犬のお話をご紹介します。
ここを離れない!
アメリカのロサンゼルスで、
野良犬や捨て犬の保護活動を行っている『Hope for Paws』という保護団体があります。
ある日「空き地に野良犬がいる」という連絡を受け、その場所へ向かいました。
現場は、車が一台しかない空き地。

見通しがよかったこともあり、通報された野良犬をすぐに発見しました。
まずは犬との距離を縮めようと距離をはかりながら、
食べ物で警戒心をほぐそうとしましたが、この子の警戒心は相当強いものでした。
「近くに寄らないで!」
投げられた食べ物もほとんど食べず、何かを死守するかのように車の下の戻っていくのです。

それでも保護団体のスタッフさんは、根気よく声かけをしました。
この人は良い人?
スタッフさんは、優しく声を掛け続けました。

警戒心は強かったのですが、その場所からは決して逃げなかったのです。
そして時間をかけ、その子の警戒心を解きほぐすと手に持っていた食べ物を食べてくれました。
直接触ることも出来るようになり、保護しようとスタッフさんは足を掴みます。
大パニック!
スタッフさんが足を捕まえた瞬間、野良犬は激しい抵抗をします。
小さな体で懸命に拒否しました。

しかし、ここで手を離し逃げられたしまうと、保護する事は困難になります。
スタッフさんは、噛みつかれても、引っかかれても、その子の救出のために決して足を離しませんでした。
この子をどうしても助けたかったのです。
はたして、この子は無事に保護されるのでしょうか。
結末と、この野良犬が異常なまでに保護職員を警戒していた理由については、次のページにてご覧ください。