殺処分される予定だった犬の第2の人生における使命は家族を失ったチンパンジーの心を支えること!

プリンス

保護施設に収容されていたメス犬のプリンス。

彼女は、飼い主に捨てられて殺処分される予定でしたがデズモンド夫妻が彼女を保護することになり、

プリンスは第2の人生を歩むこととなります。

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保護といっても飼うというわけではなく、里親が現れるまで育成するということでした。

しかし、プリンスはデズモンド夫妻にピッタリくっつくようになったのです。

プリンスに興味がある里親候補が現れると、プリンスは里親が飼いたくなくなるような行動まで起こすほどでした。

結局デズモンド夫妻は、彼女を自分たちの手で飼うことに決めたのです。

プリンスとの旅

デズモンド夫妻は、家族になったプリンスとともに旅に出ることに決めました。

彼らが暮らした国は10ヶ国近くにも及び、

それらの国では多くの動物たちがかつてのプリンス同様、第2の人生を歩みたいと願っていました。

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そんなデズモンド夫妻は現在、西アフリカのリベリアで生活しています。

リベリアの小さな島にある『New York Blood Center』という研究所が海岸に放棄した、

十数匹のチンパンジーを救助することが夫妻の使命でした。

もしデズモンド夫妻が動物愛護団体職員と救出に乗り出さなければ、

突然餌や水もなしに研究所から放り出されたチンパンジーたちは死んでしまうところでした。

本当に危なかったですね。

チンパンジーのための第二の人生へ…

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夫妻はリベリアに移住して以来、見捨てられた実験用チンパンジーの生活をサポートしています。

さらに食用肉やペットとして違法取り引きに駆り出され、犠牲になった野生動物の保護にも力を入れています。

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現在、親を失った5匹のチンパンジーがデズモンド夫妻の元へ身を寄せており、

プリンスがチンパンジーの世話をしているそうです。

デズモンド夫妻はチンパンジーたちがまた群れの中で暮らせるように、リベリアでリハビリをしています。

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夫妻のチンパンジー支援活動の目標は、

最終的に彼らが人間とではなく保護された他のチンパンジーたちと共存出来るようにすることなのだそうです。

これからも頑張って欲しいですね。

出典:The Dodo

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