薬の恐ろしさを知って欲しい…
ジェームズさんとローンダさんの4歳の息子は、このやりとりの間ずっと後部座席に静かに座っていました。
幸いにも彼に怪我はなく、暴力を振るわれた様子もありませんでした。
薬を注射して今にも事故を起こしそうな運転の車に乗せられたまま、1人後部座席で沈黙を守っていた幼い子ども。
その無力な姿が、警察官たちの脳裏に深く刻まれました。
そして彼らは、「この事件を記憶に埋もれさせてはならない」と思ったのです。
こうして、このヘロイン中毒が引き起こした恐ろしい事件を多くの人に知らしめるべく、
警察はこの写真をFacebookに投稿することにしたのです。
その写真には、このような一言が添えられていました。
「この凄惨な事件に巻き込まれたか弱い男の子の声を、我々は代弁せねばならない。
彼自身の言葉で、彼自身の想いを伝えることは残念ながらできないが、子どもを守っていく立場にある、
ヘロイン使用者の親たち保護者たちが、彼の姿を見て、
ヘロインという毒物の使用を思いとどまってくれることを、我々は祈っている」
現場に駆け付けた救急隊員の手によって、ジェームズさんとローンダさんは一命を取り留めました。
薬物依存、乱用、そして中毒症がどれだけ大きな影響を与え、危険を呼び込むか、
彼らが理解することを祈るばかりです。
出典:RTL NEXT
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