リズを助けたい…!
難病で苦しむリズちゃんを助けるには、手術をするしか道が残されていませんでした。
しかしその病院では、リズちゃんにあうO型の血液が足りない状況にありました。
その血液を持っているのは双子のお兄ちゃんだけでした。
そこで医師のジム・クラークさんは、その少年に状況を伝えました。
妹の命を救うためにはこの手段しかないことを説明すると納得してくれ、 輸血をすることができました。
少年の一世一代の決意
輸血が終了し、リズちゃんの顔色も見違えるようになりました。
ジムさんもホッと胸をなでおろしました。
しかし一方で、お兄ちゃんの表情は違いました。
お兄ちゃんは医師に真剣な眼差しでこう問いかけました。
「それで、僕はいつ死ぬの?」
ジムさんはハッとしました。
この子はこんな思いで輸血をしてくれたんだと・・・。
あわてて、少年の思いを訂正しました。
「これで君が死ぬことはないよ」
心を打たれた医師
ジム・クラークさんは少年の思いに心を打たれました。
妹の命を助けるために自分の命をしてる覚悟をし、輸血に臨んだ気持ちは兄弟愛の何物でもありません。
勘違いではあるものの、純粋な深い愛に感銘を受けたジムさんはSNSにこのことを投稿しました。
以下、投稿された文章の日本語訳です。
今日、私はある幼い女の子の手術をしました。
彼女にはO型の輸血が必要でした。
病院にはストックがありませんでしたが、彼女の双子の兄はO型でした。
私は彼にこれは命に関わることだと説明しました。
男の子は少しの間黙って座り、それから両親にさよならと言いました。
男の子の血液を抜いたあと、彼が
「それで、僕はいつ死ぬの?」と聞いてくるまで、私はそれほど深く考えていませんでした。
男の子は彼の命を妹にあげていると思っていたのです。
幸いなことに、2人ともすぐに元気になるでしょう。
訳出典:Cadot
妹のために命を投げ出す覚悟をした少年の決意に、世界中から称賛の声が寄せられました。
これこそが真実の愛というのかもしれませんね。
出典:Cadot
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