野生に返したライオンは育てた人間を忘れてしまうのか?1年後に会いに行ってみると・・・

ライオンはすくすく成長

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ライオンの名は「クリスチャン」と決まり、青年たちと1年過ごした頃には80キロ以上に成長していました。

すくすく成長したのは良いですが当然体も大きく、

さすがにこのままロンドンで飼い続けるのは無理でした。

2人はアフリカにクリスチャンを連れて行き、自然に帰す計画を立てることにしました。

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2人に力を貸したのはケニア在住の野生保護活動家、ジョージ・アダムソンさんと

「野生のエルザ」という映画で主演をされたビル・トラヴァース、ヴァージニア・マッケン夫妻でした。

人に慣れてしまったクリスチャンには、自然に慣れるリハビリが必要でした。

リハビリを終えた後は人間が管理している区域で暮すことになりました。

その区域は野生に馴染めなかったライオンも複数暮らしている環境でした。

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クリスチャンの新たな生活が始まったのです。

1年後、2人はクリスチャンに会いに行くことにしました。

野生に戻ったクリスチャンは2人を覚えているのでしょうか?

1年後の再会

2人はクリスチャンの暮らすケニアを訪れました。

野生の生活に慣れたクリスチャンが2人を覚えている可能性はほぼ無く、

2人も覚えていなくて当然だと感じていました。

そしてジョンさんが、クリスチャンの名前を呼んでみました。

するとクリスチャンは、2人の事をしっかりと覚えていたのです。

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駆け寄ってきたクリスチャンは2人に甘えるように、猫のごとくじゃれてきたのです!

久しぶりの再会を果たした、クリスチャンと2人の青年は感動に包まれていました。

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もうジョンさんとアンソニーさんより大きな体になっていますね!

とっても良い関係を築いていたのだなと感じる写真ですね。

本当に2人の事が好きなんですね。

本当ならば2人と暮らしたかったのだろうと思うと少し切なくもあります。

その後のクリスチャン

翌年にも2人はクリスチャンに会いに行き、

再会しましたが前にも増して大きく成長したクリスチャンは精神的にも成長していたこともあり、

無邪気にじゃれることはないもののしっかりと挨拶には訪れてくれました。

その翌年にもジョンさん単独でクリスチャンに会いに来ましたが、再会は叶いませんでした。

クリスチャンは野生のライオンとの関係上、生活エリアを変える必要があったのだと言われ、

1973年を最後にクリスチャンの姿を確認できなくなってしまいました。

野生に返すということは会えなくなって当然ではあるのですが、

クリスチャンとお二人の気持ちを考えると寂しいと感じてしまいますね。

クリスチャンが野生と共存できていたことを心から祈りたいと思います。

出典:YouTube

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