20年以上人々を墓場で癒し続けた墓守猫→慰めの天使は最後まで任務を全うし、自らも天国へと旅立つ・・・

飼い猫バーニー

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墓守猫は元々、飼い主と一緒に墓場の隣に住んでいた飼い猫でした。

名前はバーニーと言います。

美しい茶色の毛並みとトラに似た柄と細目が特徴的です。

4年後に飼い主とご家族は引っ越しました。

新しい家は教会から離れた所にあります。

勿論バーニーも一緒に引っ越し先へ連れて行ったのですが、何故かバーニーは墓場に戻ってしまいます。

この場所は彼にとって何か特別な意味でもあるのでしょうか。

墓場に住み着いた猫

彼はこの墓場から離れようとしませんでした。

その後、墓場はバーニーの住家となりました。

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バーニーのために家を作ってくれた墓場で働くアラン・カーゾンさんは、

少し寂しそうな顔をしながらこう語りました。

「私がここで働き始めたのは1995年でした。

バーニーはその一年後に生まれました。

埋葬する時は私と一緒に入口で遺族たちを待って自ら挨拶します。

墓に花を手向けた人の足にすりよって、まるで彼らの気持ちを察したかのように人々を癒しました」

死者であろう生者であろうとも、この地に訪れた人にとって彼の存在はまるで天使のようでした。

バーニー、ここに眠ります…

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今年の始め、加齢により老衰で他界したバーニーは守り続けていた墓場で永遠の眠りにつきました。

彼に出会った人々が次々と追悼の言葉を書き記し、「ガーンジープレス」のフェイスブックに掲載しています。

「バーニーの最後の日を看取る事ができて良かったです。

バーニーは長年に渡って墓場のパトロールをしながら、

多くの人々に慰めをもたらしてくれました。

きっと、虹の橋で同じ眠りについた人たちに会えるでしょう」

アンナ・Cさん

「太陽が輝くすがすがしいあの午後を覚えていますか?

墓場の芝生の上に寝転がって二時間も一緒に戯れたあの日、私には傍にいてくれる友人が必要でした。

そして、あなたがいてくれました。

バーニーは本当に私の天使でした」

デビーさん

「兄たちの眠る場所に訪れるたびに愛らしいバーニーがゴロゴロと喉を鳴らしてくれました。

墓に花を手向けると小さな頭がどこからともなく表れて、ゴロゴロと言いながら墓石の淵を見回していました。

この20年間、僕がここに訪れる時はいつも絶妙なタイミングと場所で表れるのでした」

ティムさん

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バーニーが眠りについた今でも、彼はこの墓場を守り続けるのでしょう。

きっと、本当の天使になって今もみんなを見守っています。

出典:サプライズ

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