トラックから投げ捨てられたのは傷だらけの子犬→ある女性の優しさが体も心もボロボロの犬を救う…!

ケーリーの身体の傷

ケーリーは「疥癬(かいせん)」という皮膚の病気でした。

この病気は「ヒゼンダニ」というダニが皮膚に寄生することによっておこる病気で、

ひどいものだと肌に厚い殻のようなできものができるのです。

ケーリーの症状はまさにそれでした。

一目見てひどいとわかる症状のケーリーですが、それだけではありませんでした。

彼女は、体中に多くの傷を負っていたのです。

ケーリーの担当獣医は「今までで診た中で最もひどい進行状態の疥癬だった」と言います。

ケーリーの心の傷

身体の傷と同じくらいに深刻な傷が、ケーリーにはありました。

それはケーリーの心の傷でした。

幼いにも関わらず、

壮絶な苦しみや痛みの中を生き抜いてきた彼女の精神的なダメージはあまりにも大きかったのです。

ケーリーには子犬らしい無邪気さはありませんでした。

ひたすらに人に対して「怯え」の感情を抱き、

そしてまた自分をこのような目に遭わせたこの世界に恐怖していたのです。

ケーリーを救ったもの

そんなケーリーを救ったのは、ワーグナーさんでした。

ワーグナーさんは、ケーリーに元気を取り戻してもらおうと必死で彼女の世話をし、献身したのです。

「もう何も怖がることはないわ。苦しむことだってない。もう幸せになってもいいのよ、ケーリー」

ケーリーにそれを伝えるようにワーグナーさんは彼女を抱きしめ、慈しみ、温もりを与えました。

雪解けの時

そんなワーグナーさんに、ケーリーもついに心を開き始めました。

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なんとケーリーがワーグナーさんの顔を「ペロリ」と舐めたのです!

それこそがケーリーの心の傷が癒え始め、同時に人を、世界を信じようとし始めた瞬間でした。

訪れた幸福な日常

こうしてケーリーはようやく普通の「子犬」としての日常を手に入れました。

大好きなおもちゃで遊び、無邪気に駆け回るその姿は幸福な飼い犬そのものです。

どれもこれも、ワーグナーさんがケーリーを温かく迎えたからこそ実現したものでした。

ワーグナーさんは言います。

「ケーリーが幸運な犬ですって?

それは違うわ。私が幸福なの。

ケーリーと一緒にいられる、私が一番の幸せ者なのよ」

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彼女が持つ優しさを元のケーリーの飼い主が持っていれば、

彼女は一度も不幸な道を通ることはなかったかもしれません。

それでも、今こうしてケーリーが幸福な日常を手に入れたのなら、

それはきっと喜ぶべきことであるし、心から「良かった」ということなのでしょう。

ケーリーのように「不幸な体験をするペット」が減り、

ワーグナーさんのような「優しい飼い主」が増え、

そしてケーリーのような「幸せなペット」がもっと増えてくれることを祈るばかりです。

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出典:サプライズ

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