殺人者が近づく中、彼女は友達の血の下に隠れた→死の瞬間まで友をかばい、守った男性の行動に涙があふれる…!

外科医を夢見て・・・

アメリカ、オレゴン州のサザリンという静かな街で牧師をしている父親のもとに生まれたレイシーさんは、

典型的なアメリカ人ティーンエイジャーでした。

フットボール観戦が好きでキャリー・アンダーウッドさんの歌を楽しみ、

父親の教会行事にも進んで参加していました。

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愛馬のタッカーと共に幸せそうなレイシーさん。

休日は決まってタッカーと過ごします。

ティーンエイジャーらしい可愛い笑顔です。

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老人ホームで家族さえ訪れることのないお年寄りを楽しませるレイシーさん。

子供の頃からボランティア精神溢れる少女だったレイシーさんは、

地域の恵まれない人々をサポートするボランティア活動に携わり、

自宅近くのボナベンチャー老人ホームにも度々訪れていました。

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生まれて間もない子猫を大事そうに抱くレイシーさん。

ウンプクア・コミュニティー・カレッジに入学したレイシーさんの将来の目標は、

看護プログラムを受講し外科医になること、そして沢山の人の命を救うことでした。

入学後まもなく起きた悲惨な事件

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2015年10月1日、学期が始まって4日目のこと。

レイシーさんは文学の授業中でした。

その時、突然キャンパスに銃声が轟きました。

生徒たちは何が起きたかわからないまま、大混乱に陥りました。

そして銃を持ったクリス・ハーパー・マーサー容疑者が入ってきたのです。

次の瞬間拳銃を2発放ち、教授が倒れて次に生徒たちに発砲し始めました。

レイシーさんはその時、床に身を伏せながら

「これは何かの訓練にちがいない、そうであってほしい」と願っていました。

ハーパー・マーサー容疑者は生徒に信仰する宗教を訊ね、キリスト教と答えた生徒を次々と撃ち殺しました。

そしてレイシーさんのすぐ横で大きな発砲音が…!

そこには高校時代から同級生だったトレヴァン・アンスパック君がいました。

トレヴァン君は釣りが大好きな青年でした。

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トレーシーさんの父親の話

その後起きたことは、レイシーさんの口からはとても語ることはできませんでした。

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レイシーさんの父親であるランディー・スクロギンズさんが代わって語ってくれました。

「レイシーとトレヴァン君は並んで床に臥してしたそうです。

そしてトレヴァン君が撃たれてしまった。

喉から空気と血の流れる音が混じって聞こえてきました。

そしてなんと彼はレイシーに近づきかばうように体を乗せたんです。」

その時、頭上で「起きろ!」という声がしたそうです。

レイシーさんは恐怖で身動きも出来ませんでした。

犯人は近くの生徒に「こいつは死んでいるのか?」と聞いたそうです。

その学生が「知らない」と答えるとレイシーさんを飛び越え、別の生徒に発砲しました。

トレヴァン君の血がレイシーさんの命を守ったのです。

「断言する、トレバン君は今後ずっとスクロギンス家のヒーローだ!」

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もしトレヴァン君がレイシーさんをかばわなかったら、と想うとゾッとします。

悲惨な事件の後に・・・

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スクロギンズ牧師は事件後にレイシーさんからこのことを聞き、

トレヴァン君の母親に電話で感謝の気持ちを伝えました。

するとトレヴァン君の母親は、次のように語りました。

「これから毎日レイシーさんをどうぞハグして、キスして、愛し続けてください。

わたしが望むのはそれだけです。

私たちはきっと繋がっています。

あなたが彼女をハグするたびに私は息子をハグすることになるのよ」

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月日と共にレイシーさんは少しずつ平静を取り戻しています。

数ヵ月後には、週末に母親や姉妹とネイルサロンに出掛けられる位にまで回復しました。

トレヴァン君や他の犠牲者を悼みつつも、彼らの分まで自分らしく生きようとしています。

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レイシーさんは学校にもどり、念願だった看護プログラムを受講しています。

あの悲惨な事件の中にあって、クラスメートに守られたことで今があることを噛みしめながら、

夢に向かって歩んでいることでしょう。

銃による乱射事件はアメリカで繰り返し起き、多くの犠牲者を出し、悲しみに包まれています。

ただ凄惨な事件の中でも、レヴァン君のように最期の瞬間、

力をふりしぼり友をかばい、救おうとした想いは尊く私たちの中で輝いています。

出典:イミシン

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