たった数分の間に起こった悲劇
2016年8月14日、アメリカ・メリーランド州のボルティモアに住むErika Poremskiさんは、
当時生後8カ月になる娘のVivianaちゃんと、愛犬のPoloと幸せな時を過ごしていました。
夜になり、Erikaさんは所用のため二人を家に置いて車で外出しました。
その間わずか数分。
まさかその短い時間で悲劇が訪れるとは、誰も予想していなかったでしょう…。
帰宅した彼女の前には信じられない光景が広がっていました。
真っ赤な炎に包まれた自宅。
その中には娘のVivianaちゃん、愛犬Poloが取り残されています。
決死の救助も・・・
二人を助けようと近所の人々も応援に駆けつけ、
ドアや窓を蹴破りながら必死にVivianaちゃんの眠っていたベッドルームに向かいます。
しかし火の勢いは増すばかり。
ついには救出を断念。
救助隊を待つこととなりました。
巻き起こる熱風や激しく燃えはぜる音に混じり、
聞こえてくるVivianaちゃんの泣き声に誰もが何もできず、ただ立ち尽くしているだけでした。
ようやく救助隊が到着。
消防隊によって消火活動が始まりました。
誰もが絶望に言葉を失っていた時、突入した消防士からErikaさんは驚くべき話を聞かされます。
Vivianaちゃんの生死は・・・
火事の業火の中、なんとVivianaちゃんは生きていたのです!
そしてその側で静かに横たわる愛犬Polo。
消防士の方が発見したとき、Poloは彼女の上に覆いかぶさっていたそうです。
Poloは身を挺して炎から彼女を守ってくれていたのです。
Erikaさんはその後の取材でこのように語っています。
「Poloが覆いかぶさってくれたおかげで、娘は身体の片側だけの火傷ですみました。Poloはベッドルームに留まり、娘とずっと一緒にいてくれたのです。ドアから出て階段を下り逃げることも出来たのに。」
自らの命を犠牲にして・・・
奇跡的に Vivianaちゃんは一命を取り留め、現在は集中治療室にて火傷と戦っているとのこと。
しかし彼女の盾となったPoloは、再びその愛らしい表情を見せる事はありませんでした。
Poloは自らの命と引き換えに、Vivianaちゃんを救ったのです!
「Poloは私の最初の子供です。私は彼を失った。そして今私は、娘を失うことがないように祈り続けています。」
Erikaさんの言葉からは、深い悲しみと愛犬Poloへの深い愛が伝わってくるようです。
PoloにとってVivianaちゃんは大切な家族であったのでしょう。
彼らは私達と直接言葉を交わす事は出来ないけれど、心で繋がっていると証明してくれた今回の事件。
彼の行動は人間と動物の間に、言葉を超えた絆が確かに存在していると信じさせてくれました。
PoloのためにもVivianaちゃんの傷が一日も早く回復し、再び元気に走り回れる日をお祈りします。
出典:サプライズ
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