奇跡の出会い
今から31年前の1985年8月12日(月)、諸
田由里子さんの叔父さんは日本航空123便に乗ろうと空港に向かっていました。
その道中、1匹の捨て猫に出会います。
ところでこの日付と飛行機に聞き覚えはありませんか?
そうです。
この日本航空123便は、18時56分に群馬県多野郡上野村の高天原山の尾根に墜落したのです。
このニュースはすぐに報道され、日本中に大きな衝撃を与えました。
叔父さんはこの飛行機に乗るはずだったのです。
しかしこの猫に出会い、自然な形で飛行機の搭乗を目前でキャンセルしました。
もうこれは奇跡、運命といっても過言ではありませんよね。
31年前、叔父は出張で飛行機に乗るために空港へ向かう途中に捨て猫に出会う。超猫好きな叔父は、この子猫をどうしても置いていけずに拾って家に帰った。そのため乗るべき飛行機に乗れなかった。それが31年前の日航機墜落の飛行機だった。叔父はその猫を日航と名付けて生涯可愛がった。本当の話。
— 諸田 由里子 Yuriko Morota (@yurikomorota) August 12, 2016
日本航空12便
実はこの飛行機にはとある有名人も乗るはずでした。
それは、今テレビで見ない日はないお笑い界の大御所「明石家さんま」さん。
彼もまた仕事でこの飛行機に乗るはずだったのですが、その日はたまたま仕事が早く終わったため、
直前に一便早い全日空の飛行機に振り替えたのです。
当初の予定であれば、確実に123便に乗っていたというさんまさん。
さんまさんはこの事故に大きなショックを受けました。
そしてそれ以来、新幹線で行ける範囲では飛行機に乗らなくなったと語っています。
なおさんまさんと日航機墜落事故に関することについては、
こちらの記事もご参照ください。
事件にかかわった様々な人の声
この事故をおこした飛行機は、不思議にも当日になって沢山のキャンセルが出たそうです。
そのことで事故を免れた方、逆にキャンセル待ちで急きょ搭乗して事故に巻き込まれた方など様々です。
私の叔父はキャンセル待ちで乗り込み無くなりました。これも本当の話。
— 猫中 月子 (@tukineko7) August 14, 2016
あの日の夕方の便はキャンセルの方が沢山いらしたと日航社員の方から聞いてます。貴方の叔父様が、という訳では無いのです。ただこの話を聞いて私の従姉妹や叔母がどう感じるか、そう思う人もいる事伝えたくなってついRTしてしまいました。気分悪くされたらすみません。
— 猫中 月子 (@tukineko7) August 14, 2016
私の叔母は激しい頭痛のためにキャンセルをしました。その後の、キャンセル待ちで搭乗された方のご遺族のリツイも拝見しました。叔母が助かった事に反して、その為に犠牲になった方がいるとはぼんやり考えた事がありましたが、こう直面しますと色々考えますね…。
— ゆかり (@shiroshiso720) August 15, 2016
遺族の思いは様々ですよね。
こんな投稿もありました。
父の知り合いもその便をキャンセルして一命を取り留めたのですが、キャンセルしたのが直前だったので犠牲者リストに載ってしまい友人たちてんてこ舞いだったらしいです。もしかしたら叔父様の周りも大変だったのではないかと想像してみる…😑
— 木津 (@kiduryota11) August 13, 2016
本当に何に身を任せて生きればいいのか、運命とは不思議です…。
父の知り合いも友人一同居酒屋でお通夜モード全開のときに飄々と居酒屋に入店してきて化けて出たと大騒ぎしたそうです。日本各地でいろんなことが繰り広げられていたんですね。— 木津 (@kiduryota11) August 13, 2016
目前のキャンセルで乗っていなかったのにもかかわらず、搭乗者リストに載ってしまった人もいるのですね。
沢山のドラマがあった事件でした。
犠牲者の方のご冥福をお祈り申し上げます。
出典:Twitter
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