『ルース』の四肢障害
動物愛護団体のスタッフが2匹を保護しようとした際、
ルースの四肢は麻痺していて動けないことに気が付きました。

そうです!
その時イジーは、動けないルースを必死に守ろうとして激しく吠えていたのです。
飼い主に放置された時、もちろんルースはその場を離れることは出来ません…。
4本の足が動かないのですから。
しかしイジーは違います。
イジーは健康体ですから、その場から逃げ出すことは出来たはず。
それでもその場を離れずに居たのは、他ならぬルースの存在があったからです。
その様子を見た保護団体のスタッフも、2匹を引き離すことなど出来ませんでした。
2匹揃って保護されたルースとイジー。
彼らは今、穏やかな生活を送っています。
保護されてからも2匹は常に一緒です。
イジーは新しいオモチャを与えられると、すぐにルースの元へ持っていくのだそうです。
そして散歩の時には、イジーがルースを乗せた車椅子を引っ張っての散歩です。
なんとも微笑ましい画像ですが、その一方でこの2匹を捨てた無責任な人間に対して、憤りを覚えます。

かけがえのない存在
2匹が放置されていたのは路上でした。
そして2匹の栄養状態にも問題がなかったことから、
2匹がすぐに誰かに保護されることを望んで目立つ場所に置き去りにされたと推測できます。
しかしどのような理由があったにしろ、
飼えなくなったからといって捨てたり放置するなど許される行為ではありません。
置き去りにされた時、動くことの出来ないルースはどれほど不安だったことでしょう。
そしてイジーもまた、小さな体ででルースを守ろうと不安と闘っていたのです。
人間がした無責任な行為によって心に傷を負った2匹ですが、幸いこの2匹は固い絆で結ばれています。


これからもルースとイジーが仲良く幸せに暮していけることを心から願います。
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