森の中で発見された彼の遺体→彼の忠誠心の高さが作り出した物語に、街の人々は心臓が止まりそうになった…!

飼い主を襲った悲劇

その犬は、飼い主である夫婦の愛情を目一杯受けて育ち、たくましく成長していきました。

彼は家族の一員として扱われ、彼も飼い主である夫婦を愛していました。

夫婦はよく愛犬を連れて森までのドライブを楽しみ、ヴォルガ川の岸でピクニックを楽しむようですが、

ある夏の暑い日に、悲劇が起こるのです。

なんと夫婦の乗っていた車が、森に行くまでの途中の道で追突事故に遭ってしまったのです。

奇跡的に助かったのは夫婦の飼っていた愛犬だけで、乗っていた夫婦は即死でした。

助かった犬は治療を受け、無事に回復しました。

その後、事故現場で飼い主での帰りを何日も何日も待ち続けるのでした。

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飼い主を待ち続ける

やがて事故が起きてから1年が経ちました。

一年が経ってもその犬は事故現場から離れようとせず、飼い主の帰りをずっと待ち続けていました。

そのことにトリヤッチの人々が気づいたのもちょうどその頃でした。

彼を見かねた人が、彼を施設や別の家に預けようとしたことが何度かありました。

しかし必ず最後にはそこから逃げ出して、もといた事故現場に戻り飼い主を待つのでした。

飼い主の乗っていた車に似た車が通るたびに追いかけるその犬の姿を見て、多くの人が心を打たれます。

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事故から5年が経ち、人々は犬を事故現場から離れさせようとすることをやめました。

そしていつの間にかその犬は、ギリシャ語で「忠実な者」を意味する

「コンスタンチン」という名前で呼ばれるようになりました。

コンスタンチンの悲劇

事故があってから7年の経ったある日、コンスタンチンの悲しい出来事が起こります。

その日、近所の人がいつものようにコンスタンチンに餌をやりにいくと、コンスタンチンの姿が見つからないのです。

トリアッチに住むナタリア・ムロメッツさんは次のように語っています。

「みんながコンスタンチンのことを知っていた。今どき、あんな忠誠心はなかなか見る事ができない。だからコンスタンチンがいなくなってしまったとき、私達は心の中で何かがひっくり返ってしまったような気持ちになったの」

数日後、コンスタンチンが亡くなったことが判明しました。

トリアッチの人々はしばらく、街のマスコットがいなくなったことによる空虚感を感じていましたが、

やがてコンスタンチンの忠誠心を銅像として残すことにしました。

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コンスタンチンの銅像は、コンスタンチンが飼い主を待っていた事故現場に作られ、街のシンボルになりました。

そしてコンスタンチンは今でも街の人々に彼の忠誠心を示し続けています。

出典:イミシン

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