タイの「象乗り」に隠された衝撃事実と、働かされた2頭の象の絆に考えさせられる・・・

象が受ける「訓練」とは・・・

象の訓練は「象使い」によって行われます。

彼らが象に行う訓練とは、幼い象と子の親の象を無理やり引き離しロープで縛りつけて、人間に抵抗しなくなるまで棒などで叩き続けるのです。

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もはや虐待のようにも思えますね…。

観光客に人気の象乗りですが、この象たちは酷い虐待を経て観光客を楽しませていたのです。

しかし辛いのはそれだけではありません。

虐待された象たちは満足な食事を取ることすらできず、そのまま衰弱死してしまうかあるいは運良く保護団体に保護されるかのどちらか、という辛い2択しか残されていないのです。

象たちの感動の絆

象のサオノイはずっと象乗りの象として働かされ体を痛めており、そんな中で運良くBLESという保護団体に保護されました。

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サオノイはそこで、同じ象乗りの象として保護されたブーンソンと仲良くなりました。

2匹の仲睦まじい様子に保護員も安心。

しかし虐待されていたサオノイの体には限界が近づいていたのです。

サオノイを見た親友・ブーンソンは…

なんと自分の鼻でサオノイの体を優しく撫で回したのです。

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まるで人間のようにオサノイの体を労わる行動ですね。

その後、ブーンソンの気持ちが通じたのか奇跡が起こります。

なんとブーンソンの気持ちに応えるように、サオノイが立ち上がったのです。

本当に気持ちが通じたのでしょう。

見守る保護員たちも驚いたそうです。

翌日、サオノイは天国へ…

象たちの絆に心を打たれた保護員たちは、その気持ちをフェイスブックでこのように綴っています。

「サオノイは、とても温かく優しく可愛い象でした。彼女を見ているとどんな苦境でも希望を捨てるべきではないという姿勢を学ぶこともできました。最後まで頑張って生きたサオノイを誇りに思います。私たちは決して彼女を忘れません。真の自由を手に入れたサオノイが天国で安らかに過ごせますように。」

「象使い」の象たちはわれわれ人間を楽しませてくれます。

しかしそのために、象が受けている虐待はとても酷いものです。

一刻も早く象たちをこの虐待から解放し、象と人間とが手を取り合っていけるような未来がきてほしいです。

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出典:Facebook(Boon Lott’s Elephant Sanctuary – BLES)

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