助けられた小さな命
動物病院へと運び込まれた猫は、すぐさま治療を施されました。
なんとか命は取り留めましたが火傷の状態が酷かったため、傷口の治療の後には火傷の治癒を促進するクリームを全身に塗りました。
そして自ら食事をする事が困難な猫ため、チューブを通じて栄養を補給させたそうです。
動物病院での献身的な治療の甲斐もあり、やがて猫は少しずつ回復していきました。
運び込まれた当初、顔部分の火傷が酷く目も開けられない状態でしたが、数週間後には両目ともパッチリと開けられるようになったそうです!
また不安から解放されたのでしょうか、喉をゴロゴロ鳴らすようにもなりました。
担当した獣医もこのように話します。
『病院に来た時は痛々しい姿をしていましたが、彼は勇敢に闘い、身体的にも精神的も完全に回復を遂げる事ができたのです。』
希望の象徴となった猫
『猫に勇気をもらった。』
『自分も諦めずに頑張らなくては!』
これらの声は猫の生還により、勇気付けられた人々から届いたものです。
大規模な山火事により多くの人々が負傷し、家を失くしました。
そのような中でのこの猫の奇跡の生還は、多くの人々に生きる希望と勇気を与えたのです。
猫の飼い主は、残念ながら見つかりませんでした。
しかし、動物病院がしばらくの間面倒をみてくれることになったようです。
そのため、猫は現在も多くの人々からの支援もあり、治療を続けているそうそうです。
そして猫には新しい名前もつきました。
名前は『ミスターバーンズ』。
『ミスターバーンズ』の命は、紛れもなく彼の生きるという強い心とそして最強の運にもって助かったのです。
この先、『ミスター バーンズ』に最高の家族が現れ、最高の幸せが訪れることを願います。
出典:ペットフィルム
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