身勝手な飼い主による持ち込み…殺処分の現状
日本では毎年およそ十万匹もの犬猫が、行政機関で私たちの税金で殺処分されています。
日本ほどの数ではないにせよ、南アフリカにも殺処分は存在し、ある動物管理局に一匹のオスのコーギーのミックス犬が飼い主よって持ち込まれました。
心ない飼い主が言うには
「こいつは汚いし病気で気持ち悪いから引き取ってくれ」とのこと。
なんとも身勝手な都合で、犬を残し帰ってしまったのです。

南アフリカ管理局の職員は年老いたその「ニックナック」という名の犬を見て、深い怒りと悲しみに包まれました。
足は骨折し、痩せこけていて栄養失調、顔は皮膚病かやけどなのか、赤くただれていたのです…。
明らかに虐待されており、犬は絶望したかのようにぐったりと動かなかったのです。
それは駆け付けた獣医でさえも、安楽死させたほうがまだ幸せかと思うほど…。
奇跡の里親候補の登場…!

安楽死を待っていた矢先、NPO保護団体・動物レスキュー『Sidewalk Specials』が、ニックナックの引き取りを申し出ました。
そして里親を募集すると、南アフリカ・ケープタウン在住の女性、カミラさんから、里親の申し出がありました!
彼女は弱り切ったニックナックと、治療期間も共にすることになります。
カミラさんの愛情に応えるかのような、ニックナックの変化をご覧ください!
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