動かぬ母に男の子は…
椅子を棺の近くに運び静かに眠る母親が入った棺を愛おしそうに抱きしめる男の子。
フィリピンでの出来事でした。
男の子の母親は亡くなり、皆が悲しみに暮れているところ、男の子の行動に思わず親戚の方が写真に収めてしまったのだそうです。
この切ない写真は男の子の親戚の方がFacebookに載せ、深い悲しみと共に広がりました。
写真に添えられたコメントで心がえぐられるようです。
「『もうお母さんは僕の隣で寝てくれないの?』と尋ねる子供に対していったいどんな言葉をかけてあげることがでいるかしら。かわいそうに…」
そして、
この子は、椅子を持ってきて母親の棺によじ登り、最後にもう一度だけ母親を抱きしめようとしていた
幼い男の子は死を理解することはできません。
しかし、大好きな母親はもう一緒にいることができないということは感じ取ることができたのでしょう。
きっと1日1日と母親が側にいないということに気づいて行くのだろうと思いますが、それを思うと心が痛みます。
棺のそばで眠る男の子
母親と同じ布団で寝ることはできませんが、椅子をベットにして無邪気に眠る姿が健気で涙がこぼれます。
まだ死というものを理解できてはいないものの、できるだけそばで一緒にいたいと願う気持ちが伝わってきます。
きっと投稿された方をはじめとし、男の子にはたくさんの味方がいて母親の死を乗り越えていくだろうと思います。
大好きなお母さんが安心できるよう前を向いて強く生きていってほしいですね。
大切な人の死を乗り越えて…
男の子の様な境遇になる可能性は誰でも持っていて、その都度乗り越えていかなくてはいけません。
頭でわかっていても簡単なことではありませんよね。
幼い子供を置いて旅立つ母親の気持ちを思うと心をえぐられるようですし、残された方もまた悲しみを抱えながら必死に生きていかなければいけない…。
想像を絶します。
男の子の様に悲しみを抱えてる方々が少しでも前を向けますように願わずにはいられません。
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