不良小学生の俺らが友達の父親を襲撃した結果、予想してなかった展開に…!

あそこまで怒り狂われ、馬乗りになられて張り倒された恐怖と、

こんな夜中に迎えにこさせた事を申し訳なく思い、後部座席でずっと外の景色を眺めていた。

見たこともない風景が徐々に見たことのある風景に

変わっていく・・・

坂倉とよく一緒に菓子を買いに行ったセブンイレブンを曲がり

車は道路をまたぐように横を向ける。

ピーピーとバックを知らせる音が鳴り、音が鳴りやみ家に着いたことを知らせる。

俺は警察からここまでの間、一切口を開かなかった。

母ちゃんも俺に一切口を開かなかった。

玄関を開けて部屋に入り、部屋に戻りたいが戻ってはいけない気がするし

とりあえずリビングに行きソファーに腰をかけた。

母ちゃんはそのまま台所へと消えていった・・・

「どうしよう・・謝っても許してくれないだろうな・・」

もうどうするべきかわからなかった。

謝って許されるようなものじゃないってわかってた。

家出するか・・・

そんな事をうつむいて考えていたら

目の前で「カチャン!」と音が鳴った。

顔を上げるとテーブルに特大のおにぎりが二個。

きっちりのりも巻いてある。

母ちゃん・・・・?

さらに顔を上へと恐る恐る上げていく・・・

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