見知らぬ女の子に「魚と右で何て読むの?」と声をかけられた→そのことを姉に伝えた結果

「・・・」
「そうあんたに言われた後、
母さんに『そんな字あるん?』て聞いたら
『そんな字ない、間違いや』て言われたわ。」
「・・・いや全然覚えてないんだけど・・・」
「母さんにそう言われて私あんたに聞いたんよ、
誰にそんな嘘を教わったかって」
「・・・」
「何か知らん女の子に教えてもらったってあんた言いよったわ・・・
ん?・・・もしかしたら?・・・あんた!・・・へび・・・女の子・・・」
その後の姉の言葉は覚えていない。
俺は絶望的な気分になり
窓ガラスの手のひらの跡に目をやった。
でもそこには手のひらの跡はもう消えていた。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28