見知らぬ女の子に「魚と右で何て読むの?」と声をかけられた→そのことを姉に伝えた結果

窓ガラスに小さな手のひらのような跡が
2つ残っていた。
両親は外出していた。
俺はあわてて姉に電話をした。
昨夜のこと、
そしてさっき見た窓の手のひらの跡のことを
一気にまくし立てた。
黙って聞いていた姉は
搾り出すような声でこう言った。
「あんたに前に憑いていた女の子、
また戻ってきたかもしれんね。」
「えー!そんなことってあるんか?
だってお祓いしてもらったやんか!」
俺はあわてた。
「・・・うん・・・でも何かまた戻ってきたような気がするわ。」
「だったらネーちゃんさぁ、
またあの先生に頼んでくれよ。」
「・・・いや先生は・・・去年亡くなったんよ・・・」
俺はしばらく絶句した。
そのとき突然あることを俺はひらめいた。
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