微笑ましい親子関係
ジンクスとトビーは出会ってすぐに仲良くなり、いつもそばにいるようになりました。
トビーはまるで自分が母親にでもなったかのように、ジンクスの面倒を見ていたそうです。
それは飼い主のエマさんも、見ているだけで穏やかな気分になるほど微笑ましい光景でした。
そんなある日、突然トビーが発作を起こしてしまいました。
飼い主のエマさんが慌てて獣医さんのもとへ駆け込みました。
診断は「てんかん」でした。
てんかんとは、普段は普通でも脳内の神経回路がショートし、突然発作が起きる病気。
犬の発生率はたったの1%だといわれています。

それは突然やってくるけど…
いつまた発作が起こるのかわからない・・・。
エマさんは心配でたまりませんでした。
そして、その時が再びやってきてしまったのです。
でも、エマさんは落ち着いて対処することができました。
トビーは大事に至りませんでした。
ジンクスが、事前に教えてくれたからでした。
ジンクスにはその時がわかる!

ある日のこと、庭に座り込んでいたトビーの目をジンクスがずっと舐め続けたそうです。
これは普段見ることのない行動でした。
不思議に思ったエマさんは、何か起こるのではという予感がありました。
すると、約30分後にトビーの発作が始まったのです。

「てんかん」の発作が起きたときは、落ち着かせることが何より大切なのだそうです。
ジンクスはそれがわかっているのか、その時トビーのそばから離れようとしなかったのだそうです。
ずっと、トビーに寄り添っていました。

エマさんは、そんなジンクスの姿をいつも頼もしく思うそうです。
写真を見ていると、ジンクスが、いかにトビーから愛され育ったのかがよくわかります。
人間の親子のようにも見えてきます。
“親子”の仲睦まじいショットの数々


他者を思いやる気持ちというものは、決して人間だけのものではないことが分かります。
むしろ、利害関係のない動物たちのそれは、もっと深く純粋なものなのかもしれません。
ジンクスをわが子のように愛情たっぷりで育てたトビー。
トビーの発作をエマさんに知らせ、トビーを見守り癒すジンクス。
この親子の絆に、私たちも学ばなければならないことがあるようです。
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