貼り紙の内容
駐輪禁止を呼びかけだけでは、無視すれば良いだけなので効果は薄いです。
しかし自由に持って行って良いとしたことで、
「自分の自転車が見知らぬ誰かに持って行かれるかもしれない」
という危機感を抱きやすくなったのでしょう。
あっという間に無断駐輪をする人がいなくなりました。
シャッターの前に自転車をとめられて迷惑していたご主人。「駐輪禁止」の貼り紙でも効果なかったのだが、あるコトバを使ったところ駐輪が0に。 #コトバ経済学 pic.twitter.com/tJhpbK8yYi
— 長谷川哲士(コピーライターと噂の代表) (@aseetsu) 2018年8月12日
そもそも無断駐輪する人が多い理由として、
「駐輪場が少ない」「あったとしても有料」などが挙げられます。
そのため駐輪場を探すより、無断でも停めやすい場所を選ぶ人が多いのです。
だからといって、用事のないお店の前に自転車を停める理由にはなりません。
無断駐輪が増えれば本来のお客さんが使うべきスペースはなくなりますし、
通りがかった子供が倒れてきた自転車に巻き込まれてケガをしてしまうなどの危険性も考えられるからです。
言葉の選び方
今回ご紹介した貼り紙の内容はかなり過激なものなので、
「すべての人が真似すべき」とはもちろん言えません。
しかしお店側が無断駐輪している自転車に警告文を貼り付けても、
無断駐輪を止めるようにという注意書きを出してもあまり効果はなかったのです。
そして、「伝え方によってはここまで劇的な変化をもたらす」ということも分かりました。
これらを踏まえて考えれば模倣までせずとも、
同じ問題を抱えている人たちにとって参考にはなるのではないでしょうか?
言葉の選び方は、相手に自分の気持ちを明確に伝える上で大切な要素の1つです。
お店側が無断駐輪に歯止めをかけたいと頭を悩ませて文章の内容にさまざまな工夫を凝らした結果、
今回の貼り紙が生まれました。
このことから私たちが学ぶことは、たくさんあるように感じます。
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出典:Twitter