子犬たちの体調
フィッシャーさんが近づいても、子犬たちは吠えたり逃げたりするようなことは一切しなかったそうです。
どれくらい長く茂みの中に放置されていたのかは分かりませんが、
早急に獣医さんのところへ連れて行かなければいけない状態でした。
子犬たちを保護したフィッシャーさんは、大急ぎで動物病院に向かいます。
子犬たちを発見した際の気温はとても高く、
夏の厳しい暑さにさらされていた子犬たちはかなり衰弱していました。

命の危機に関わるほど瀕死の状態だったものの、幸運にもなんとか一命をとりとめることができたのです。
9匹いたすべての子犬の体調は次第に回復していき、
数週間後には元気いっぱいになるまで調子を取り戻しました。
病院へ連れて行ったフィッシャーさんも安心したことでしょう。
その後の子犬たち
フィッシャーさんが子犬たちを発見した当初は、
鳴いたり吠えたりすることも難しいくらいに衰弱し切っていました。
もし通報がなかったら、子犬たちはどうなっていたかを考えるとゾッとします。
しかし元気を取り戻すことができた今では、
普通の子犬と同じようにワンワンと力強く吠えることができるようになっています。

すっかり健康になった9匹の子犬たちはその後、世話をしてくれる飼い主さんの募集がかけられました。
子犬たちを引き取りたいと新しい飼い主さんが次々現れ、
子犬たちはあっという間に新しい家族のもとへ引っ越していきました。
身勝手な一部の人間の都合で置き去りにされてしまった子犬たちですが、
今はそれぞれ家族として迎えられたおうちでたくさんの愛情を注がれながら幸せな暮らしを送っています。
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出典:RSPCA