流氷の上にキツネ
奇妙な影の正体を突き止めようと、3人の漁師が流氷に接近しました。
するとそこには、長い間漂流していた影響下やせ衰えたホッキョクキツネがいたのです。
おそらく経験の浅い若いキツネが、
あやまってカナダ西岸から約1.5㎞沖合まで流されてしまったのでしょう。
波で削られた流氷の底部は細く、今にも崩壊しそうな状態です。
3人の漁師は、疲れ果てて震えているキツネを見過ごすことはできませんでした。
しかし救出のために船を寄せると、怯えていたキツネは極寒の海に飛び込んでしまったのです。
飛び込んだキツネを、アランさんが浪間に網を投げ入れて何とか救出に成功!
しかし、怯えて衰弱しきったキツネは這うように船尾に移動し、まったく動こうとしませんでした。
キツネの救助
そこでクリスさんたちは、プラスチック製の箱にかんなくずを詰めてキツネを中に入れてみました。
チップスやクラッカーを与えても食べる気配がありません。
しばらくして缶詰のソーセージを与えると、何とか食べてくれたそうです。
「最初の5~6時間は、何も食べようとしなかったよ。」とクリフさんは語ります。
その後、船はキツネが生息する沿岸に到着し、
海岸付近に放置された犬小屋にキツネを寝かせて見守ることにしました。
すると大地に戻ったと気が付いたキツネは、辺りを伺いながら自然の中に戻っていったそうです。
再び生きるチャンスを与えられたホッキョクギツネ。
3人の心優しい漁師に出会えたのは幸いでした。
キツネを見捨てずに救助してくれた3人に、心から拍手を送りたいですね。
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出典:Facebook/YouTube/boredpanda