大音量の影響
大音量のライブ会場について、後藤さんは次のように語ります。
「スピーカーから出る音の量を考えると、ハッキリと子どもたちの耳にはよくないことも事実です。」
大人でも大音量を浴び続ければ、耳鳴りや音が聞こえづらくなるという後藤さんは、
自身の経験も語りました。
「コンサートの後は耳が少し聞こえにくくなります。今回のツアーでは、いつかの会場で、集中できない事態に遭遇しました。」
大音量の中で自身も耳の変調を覚え、子連れのファンに対しても気にかけている後藤さんは、
ある場面で思わず声を掛けたそうです。
「安全とは言えないポジションに無防備な子どもがいました。両親と一緒とはいえ、声をかけざるを得ませんでした。」
イヤーマフの貸し出し
スピーカー付近にいた子どもに思わず声を掛けた後藤さん。
本来ならばスタッフが注意するべきでしょうが、小さな子の耳まで気が回っていないのかも知れません。
子育てに追われる人にも楽しんでもらえる場を作りたいという思いがあるアジカンでは、
簡単に子連れのファンを切り捨てることが出来ません。
そこで、ある対策を思いついたそうです。
「次のツアーから、イヤーマフ(子ども用の防音ヘッドフォン)の貸出を始めようと思います。」
子どもたちの耳を守ろうと、自ら乗り出したアジカンの後藤さん。
そしてこれを機会に、保護者の方達へ大音量に対しての周知をしてもらいたいとのこと。
イヤーマフ等の器具を知らない人達や忘れた方へ貸し出すそうです。
「子どもたちの耳を守る必要性を知ってもらうためにも貸し出しを行います。同時に、児童のイヤーマフの着用を入場時のチェック事項に盛り込むつもりです。」
大人の責任
後藤さんは、子供の聴力を守るのは大人の責任だと語っています。
「聴力のダメージは取り返しがつかないことも多いのです。守って下さい。」
大人は自ら責任を持てるものの、子どもはそうではありません。
この思いは後藤さんだけではなく、メンバー全員の思いとのこと。
「子どもたちにとって、その場所が安全かどうかは十分に注意しながら楽しんでください。メンバー全員からのメッセージです。よろしくお願いします。」
メンバーの思いを代表して今回の注意喚起を綴った後藤さん。
この呼びかけに、「ありがとうございます」「ライブに参加しやすい」「今後気を付けます」
と言った称賛の声が上がりました。
「家族で楽しみましょう!」というアジカンの思いは、
親子で安心して楽しめるライブになること間違いなしですね。
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出典:Gotch / 後藤正文 / ASIAN KUNG-FU GENERATION / ゴッチ/YouTube