手に入れた自由
最初は怯えた様子を見せていたガネーシュでしたが、
係留を解かれた後の散歩では嬉しそうに元気よく尻尾を振って歩き始めました。
牢獄からやっと解き放たれたと言わんばかりに、活き活きとしたワンちゃんになったのです。
今まで裏庭に閉じ込められていたも同然だったので、自由に歩き回れることが嬉しいのでしょう。
においを嗅いだり、あちこちに顔を向けたりするなどさまざまなことに興味津々といった様子です。
次は、ガネーシュの汚れた体を洗うシャンプータイムです。
ヒューゴさん達が丁寧にガネーシュの体を綺麗にしていきます。
シャワーが気持ち良いのか、ガネーシュもヒューゴさん達にずっと身をゆだねていました。
ヒューゴさん達に体を綺麗にしてもらい、
撫でてもらったことでガネーシュはご機嫌な様子で甘えるようになりました。
今後の課題
これが本来の性格なのか、ヒューゴさん達に愛情をもらったからなのかは分かりませんが可愛らしいですね。
そんな普段は穏やかなガネーシュですが食べ物に対する執着心は強く、
手を出されると咬みつこうとしてきます。
空腹状態が長期間続いた犬に起こりがちな問題ですが、このままでは里親探しもままなりません。

アメリカの動物管理局はとても厳しく、動物に何らかの問題があった場合、
安楽死させることがほとんどだそうです。
そのため、ヒューゴさん達は動物管理局に引き渡すことを諦めました。
ガネーシュの今後の課題は、問題を克服するためのリハビリです。
優しい飼い主さんと巡り合う日まで、頑張って欲しいですね。
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