マヌルネコ
今回ご紹介している猫は、「マヌルネコ」と言います。
普段私たちが見かけるのは「イエネコ」と呼ばれる種族ですが、顔の違いはあまりないですね。
長くてフワフワの被毛がペルシャ猫と似ているため、以前まではペルシャ猫の原種と思われていました。
しかし研究が進んで現在では、その認識は間違いだったということが証明されています。
マヌルネコは乱獲されていた影響で、生息数が減少しています。
乱獲の理由は、被毛や内臓が薬になると言われているから。
現在は種の保存のため、狩猟の規制や毛皮の取引の規制などが行われています。
イギリスだけでなく、日本を始めとした世界各地でマヌルネコの繁殖が行われていますが、
もともと免疫力が弱い動物なので試みは難航しているそうです。
マヌルネコの威嚇行動
マヌルネコは外敵に対し、威嚇行動も行います。
「片方の上唇を釣り上げ震わせて、大きな犬歯をむき出しにする」という行動です。
この行動は、皆さんもイエネコのものを見たことがあるのではないでしょうか?
例えば鳥などが猫に向かって行った際、
「カカカカカ!!」と言いながら上唇を震わせている行動は威嚇に相当します。

種類は違えど、どちらも猫なのでやはり共通点は多いのかもしれません。
被毛の長い猫には、ずんぐりむっくりした体型が多いように感じます。
しかしマヌルネコは野生の猫なので、簡単に人に懐くようなことはしません。
野生だからと言うだけでなく、厳しい環境を生き抜いてきたDNAがそうさせるのでしょう。
動物園を訪れた際は、そんなマヌルネコを見てみるのも良いですね。
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出典:YouTube