放置された髪
少女は日々ベッドで暮らし、立ち上がるのはトイレに行く時だけだったとのこと。
そのような少女の髪は、固まった状態になっていました。
少女は数週間後に新学期を迎える予定でしたが、その日に学校の写真撮影があったそうです。
16歳で身だしなみに気を使う年齢でありながら、少女はケイリーさんに次のように言いました。
「とにかく痛みに耐えられそうもないので、全部切り落としてくれればいい。どうせ自分は価値のない人間だから…」
この言葉に胸を締め付けられたケイリーさんは、どうにか彼女を助けたいと思いました。
ケイリーさんは髪を切り落とさず、時間がかかってもヘアースタイルを美しく仕上げようと奮闘します。
前日は、8時間かけて髪を解しました。
その次の日も、5時間の作業を続けたのです。
その結果、少女は美しいヘアースタイルになりました。
自信を持つこと
ヘアースタイルが仕上がって、最後に少女はケイリーさんに次のように言いました。
「これで学校の記念撮影で、笑うことができます。私にもう一度、自分らしさを取り戻してくれました。」
少女の固まった髪を仕上げるまでに合計13時間が掛かりましたが、
彼女の笑顔はそれだけの価値があったようです。
年頃にも関わらず自分の髪もとけなくなってしまった少女に、
どのようなストレスやプレッシャーがあったか分かりません。
しかし、彼女が自分に価値を取り戻せてよかったですね。
身だしなみを整えることは、心を整えることに繋がるのかもしれません。
ケイリーさんが投稿したビフォー&アフター写真には、20万以上もの人々が共感と称賛を寄せたそうです。
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