三船敏郎へのオファー
世界的に有名な俳優として名高い三船敏郎さんには、死ぬまで後悔するような出来事がありました。
1970年代頃、すでに黒澤明監督の映画の成功で高い名声を得ていた三船さんに、
映画の出演オファーが来ます。
ジャンルはSF活劇で、設定は「剣術の達人」です。
彼は侍の存在がアメリカの新人監督の手により、安く扱われるのではないかと考えて断りました。
映画の制作陣は役柄を「黒い鎧に身を包んだ顔が出ない役」に変え、再度提案します。
しかし、三船さんはその言葉にも頷くことはありませんでした。
それから数年後、三船さんは読んでいた新聞のとある記事内容に驚きます。
三船さんが断ったあの映画が、世界中で大ヒットしていることが掲載されていたのです。
その映画のタイトルは、次のページでご紹介いたします。
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